C型肝炎の裁判この裁判は、いつかは起きるだろうと思っていた。でも、医師である自分も、原因となると推測に過ぎないので、 なんともいえなかった。 でも、輸血が原因であろうとは、もう、20年ほど前から 言われてきた。正しい原因は、製薬会社、役所「旧厚生省」 以外には、断定は困難だ。 専門に調べないと、医師は輸血暦を問診で聞くだけだから、 でも、 悲惨な人災だ。nonAnonB=C型肝炎だと解ったのは、いつだったのか?10年ほど前か?もう少し、前だったような気がする。 自分も肝硬変の最後を何人か看取ったが、いずれも悲惨な最後だった。 でも、うつされなくて幸いだった。 B型肝炎キャリアー、C型肝炎、いずれも見たことある。 一度、C型肝炎の患者さんの血液に触れた針で自分を間違って刺した時、 本当に心配した。 必死で感染するかどうか文献を調べまくった。 B型は怖い。 今は、検査してあるし、放射線照射のものを使う。 当時の血液製剤の使い方、とり扱いに間違いがあったのだ。 解れば、できるだけ速やかに、中止するしかないようだ。 でも、被害者は出るのだ。 「人間の運命は、つくづく運だと思う。」 |